manabimon(まなびもん)

大山崎美術館 アンドリュー・ワイエス展

友人たちが続けて訪問して素敵な写真を送ってくれていた大山崎美術館、只今紅葉真っ只中です。アンドリュー・ワイエス展(後期)も8日まで開催中、ということで、出かけました。

https://www.asahigroup-oyamazaki.com/exhibition/wyeth/

虚弱体質だったため、学校教育を受けることなく育ったアンドリュー・ワイエス。結果的にはそれが彼にとって幸いだったのではないでしょうか。

1917年生まれ、まだまだ有色人種や、障がいを持った人への差別が強かった時代の中で、彼は、そのような偏見に毒されない、独自の視点を持ち、また、確かなデッサン力、技術で、人々の心を魅了する絵を早くから描きました。今回は、「オルソン・ハウス」をテーマにした作品ばかり。展示されている作品の、どれも、身近なものへの優しく、しかし、曇らない視線を通して描かれていて、私たちの心を魅了します。

アメリカの国民的な画家である彼から、今の時代のわたしたちがまなぶことは、今だからこそ、たくさんあるのだと思います。

素晴らしい紅葉の中の美術館での素晴らしいひとときを過ごすことができました。

人が多くて、美術館に到着してすぐ申し込んだ喫茶室は、ひと回りした後でちょうど順番が来ました。ワイエスの愛したブルーベリーパイは売り切れでしたが、アップルパイも美味でした。今日は十二月とは思えない暖かい一日で、テラスでのお茶にぴったりな日和。

2024年12月3日火曜日  昨日今日で私を含めて身近な友だち6人もがここを訪れました。この美術館の景色としては、1年中で一番よい季節なのかもしれません。