散歩の足を伸ばして万博記念公園へ。西口から入ると花の丘がすぐです。
ポピーフェアの時期ですが、外出自粛の折、中止になりました。コロナウィルス騒ぎをよそにポピーの花は咲きます。 丹精込めて咲いた美しい花々から元気をもらいました。
花の丘から観察の森、生産の森を抜けると、リンゴの花が咲いていました。
麦やエンドウ豆が美しく育っている畑の側で、椋鳥（ムクドリ）の群れがのんびりと餌をついばんでいます。麦わらトンボも飛んでいます。四十雀（シジュウカラ）が囀っています。
木漏れ日の中を中央口まで歩いていく途中でアメリカ館の跡を通りました。月の石を見るために沢山の人が列をなしていた所です。私は雨の夜、今なら空いていると家族で出かけました。何の変哲も無いような石が、大事に大事に飾られていたのを、ああこれが月の石なんだ、とため息をついて観ました。あの頃は「人類の進歩」も「調和」も、素直に信じていました。もっと世の中はよくなっていく、そのために自分もきっと何かできるんだろうと、単純に信じていたなあ。トランプ大統領のような人が５０年後にアメリカの頭領になるとは思ってもいませんでした。
人っ子一人いない太陽の塔・・・早くみんなが集える日が来ることを祈ります。
2020・卯月晦