manabimon(まなびもん)

陶芸〜楽しいよ!

陶芸を始めたのは昨年の4月、今年のコロナ渦でお休みが二ヶ月ありましたのでちょうど一年たちます。

高校時代の友人が陶芸をやっており、その作品がとても素晴らしい。

彼女の作品を鑑賞したり、使ったりしているうちに、自分も作ってみたくなりました。

自分の時間が持てるようになり、前から気になっていた家の近くの陶芸教室をのぞいてみると、素敵な先生がで迎えてくださいました。とても良い雰囲気で、みなさん和気藹々と陶芸を楽しんでおられる様子。お仲間に入れていただくことにしました。

全くの初心者で、右も左もわからない中、土をこねて、ぱんぱん叩いて、くるくる転がして、ぐるりと巻いて、びょーんと伸ばして、ぺたんと押さえて切ってって、ぐるぐる回して、ぺたぺたと伸ばして、じんわり濡らして……たくさんの工程が目まぐるしく襲ってきます。

あっという間に時間は経ちます。帰り道に図書館で陶芸の本を借りて読もうと思っても、うとうとしてしまうくらい疲れてしまいました。

周りの皆さんはテキパキと手早く作業を進めていかれているように感じます。手だけじゃなく楽しいおしゃべりもポンポン行き交い、最後にコーヒータイムがあったりして、すぐに馴染ませていただきました。

先生といえば、もう魔術師そのもの。その手から生み出される形の美しさや、何を聞いても的確な答えが出てくるのには、本当にびっくり!口八丁手八丁の生徒さんたちに温かい目配りを欠かさず、楽しいおしゃべりで場を盛り上げてくださいます。全然工程が覚えられない時、「陶芸っていろんな工程があるからなかなか覚えられないんです。それでいいんです」という言葉にホッとさせられます。

素焼きしたものに絵付けをしていきます。

半年経って、鉢、抹茶茶碗、皿とフリーカップ、が焼きあがりました。

先生が手伝ってくださったおかげで、良いものが出来上がりました。嬉しい瞬間。

食材を入れて食べる時も嬉しいものです。

それから、小皿、お皿とフリーカップを、赤土に変えて作りました。削る作業に時間がかかります。ユーチューブで陶芸の様子を見たりすると、あっという間に削り終わっているのですが、なかなか思い切って削ることができず、毎回毎回削る作業をしていたりしました。

釉薬を吹き付けたり、絵付けをしたりする時がとても楽しいです。

その間に新しい干支のネズミ作り、絵本作家の瀬川康夫さんのネズミのイメージをいただきました。

 

新しい年も無事迎えられそうです。2019(令和元)年の年末、すっかり陶芸に夢中です。

2020.文月.7