社会をまなぶ

ミヤネ屋を録画してみています

安倍元総理の四九日を迎えました。中村各警察庁長官(安倍さんの腹心・・山口元TBSワシントン支局長を逮捕すべく成田空港に出向いていた刑事に執行中止を命じた人物)、奈良県警本部長は辞任するそうです。

この49日間、統一教会と政界の関係について、これまで知らなかった現実が次々と明らかになっています。政治家の人は口を揃えて「知らなかった」「今後関係を持たない」と言います。

私はこれまで見た事がなかった「ミヤネ屋」を録画して見るようになりました。https://www.ytv.co.jp/miyaneya/

きっかけは内田樹さんなどのTwitterで「ミヤネ屋」は本気で取材している、と紹介されたことからです。ミヤネ屋には長年統一協会を取材してきたジャーナリスト鈴木エイトさん、統一協会の被害者の裁判に関わってきた弁護士の紀藤正樹さんが登場します。次々と報道される衝撃的な事実に対して、このお二人は淡々とコメントをしていきます。「関係の濃淡をつけるべき。誰彼なく批判するのは違う」「情報を広く集める必要がある」など。

統一協会の活動は最高裁判所でも、信仰の自由を隠れ蓑に違法行為を行っている、という違法判決が出ているのです。そのことは1980年代を記憶している人々ならば知っています。

多くの問題が提示されていきますが、萩生田政調会長(まだ辞任していません!!)は、八王子での統一協会との関係が明らかになって以後姿をくらましていました。統一協会は「異常な過熱報道に対する注意喚起」声明を出して、「取材に協賛してきた報道機関を公表する」と脅しました。そして統一協会とは「関係ない」という萩生田政調会長に対して信者たちから「裏切り者」として様々な証言が行われ報道されました(鈴木エイトさんは「解散命令などに発展しないように牽制する意味合いが考えられます」とコメントしておられます)。萩生田さんはとうとう、「女性連合」の活動趣旨に「賛同し応援してきた」と説明し、24日「誤解のないように関連団体も含めて、一度、関係を切っていくことを明確にする必要がある。政調会長として取り組んでいきたい」と言っていました。「自分」がなのか「自民党」がなのかわかりにくい発言でした。安倍元首相の後継者と言われている萩生田さん。嘘つき通すところ、自分が指導するという立場を貫くところ、を後継しているのでしょうか。

昨日はコロナ感染療養中の岸田総理大臣の熊本県後援会長中山さん(崇城大学の学長さんです)が統一協会関連団体日韓トンネル県民会議(日本と韓国を海底トンネルで結ぶ)の会長をしていてたことが明らかになり、それについて総理は「旧統一協会に関連している認識はなかった、すでに議長を(学長をではありません)辞任したと聞いている」と述べ、だから問題ないという態度で「私自身、知りうる限り、旧統一教会との関係はないという認識は変わらない」と語りました。広島県統一協会教団広島教区三原協会の協会長や、東広島教区の伝道教育部長をれきんした光永さんとツーショット写真があるのですが・・・。「知りうる限り」とは逃げ道なんでしょうか?

今日は、山際経済再生担当大臣(まだ辞任してていません‼️)の「報道に出ている内容を見る限り、私が出席したと考えるのが自然。覚えていないけれど。」と人ごとのように語る信じがたい記者会見の様子が流されました。この方は一年で資料を破棄するのでそれ以前の活動の記録が残っていないそうです。信じられます?チベットに行ったことも忘れているそうです。私もすぐなんでも忘れますが、、、この方はまだ若い、そして大臣です。そんなに記憶力がなくてボケているならば辞任してもらわないと。

そして今日岸田首相は、原発の新増設の検討を指示しました。経団連会長もこれを支持しています。福島での大事故、多くの人の苦しみ、を一体どのように考えているのか?

自民党の二階元幹事長は、「統一協会問題で自民党はビクともしない」「国葬はやらなかったら馬鹿だ」「新型コロナ感染=ばい菌」と記者会見で語っていました。呆れます。

それでもまだ自民党を支持する人が多いこと、これは現実です。内閣支持率は急激に落ちていますが、若い人々(統一協会問題を知らない人々)の支持率は落ちません。国葬についても若い人々の方が賛成が多い。これが「教育」の成果だとしたら、、、教科書問題、教育現場での様々な締め付けの成果だとしたら、、、空恐ろしくなります。

2022年8月25日(木)ウクライナ独立記念日の8月24日、「プーチン大統領は子どもや若者たちに「伝統的な家族観」を伝え、それを守るための愛国心を煽っている」、という報道がされていました。愛国心、とか伝統的な家族、とか自民党にも統一協会にも通じるものがあります。個人の考えを持つことを否定し、「役割」に人を押し込めようとし、人をコントロールしようとする、それが「指導者」と言われる人たちのすることだとしたら悲しいことです。

 

 

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たつこ
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今でも手元にある「長くつ下のピッピ」「やかまし村のこどもたち」が読書体験の原点。「ギャ〜!」と叫ぶほかない失敗をたび重ねていまに至ります。

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