manabimon(まなびもん)

陶芸(32)焼き上がりました 仲秋の名月

9月17日は仲秋の名月でした。18日が満月(コーンムーン)ということで、「何故仲秋の名月が満月でないのか?」という疑問がわきます。

新月から15日目の十五夜が基準となって9月17日が仲秋の名月となっているそうです。そもそも「新月から15日目に満月」ではなくて微妙にずれているそうです。

「満月」の決め方はピンポイントで(つまり月の満ち欠けは刻々と行われているから100パーセント満月になるのは一瞬ということか)、今回の満月の時刻は18日午前中の明るい時間(つまり時間的には17日に近い)なのだけれど、満月が含まれる日(つまり今年は18日)を「満月」と決めるから、、、だから月の大きさとしては17日の方が大きい。

また、旧暦8月15日の月を仲秋の名月としているので、必ずしも満月とは限らない。月が地球を回る軌道は楕円で、月の位置によってそのスピードが変化するため、15日より早く満月になったり、遅く満月になったりする、という説明もありました。

うーん。なかなか難しいですね。私としては17日の月も18日の月も満月に見えました。

さて、名月の日、9月17日、陶芸作品が焼き上がりました。今回も力作揃い。

お友達からの注文を受けて作った鉢。大きいんです。こんなに大きな鉢を作れるのか、、、と私はただただびっくり。赤土を使用、黒化粧を施しています。

皿。模様棒(こういうのを見つけてくる天才さんです)

を(今回は左)、コロコロと(いうは易し行うは難し)使って、皿の外側に素敵な模様をつけました。藁白(ワラジロ)釉を施しています。本来ならばこの面が外側になる予定でしたが、薄かったせいもあり形が変化しました。

作ったご本人は、捨てる気満々だったのですが、「もったいない!」と持ち帰り、お月見団子を載せて素敵に蘇らせたメンバーに拍手!!良いお月見になりましたね!!!

鳥獣戯画のカエルとウサギの型

を使って、赤土で成形しました。ウサギちゃんの白が少し分かりにくくなりました。白ウサギちゃんは、焼き直すとのことです。楽しみです。

前々回焼いた時に色のツキがいまひとつだった(と作者が考えていた)器の口の部分に、青ガラスをのせて、焼き直したら緋色が飛んで味わいがまた深まりました。奥が深くて面白いです。

混ぜ土で作った前菜盛皿。マーブル模様が美しいです。削るのにとても時間をかけました。品数が多くないと納得しないというお連れ合いさんも、きっと心から納得、の作品です。

白土手捻りのマグカップ。愛犬トイプードル模様つきでイニシャルが入っています。まさに世界にたった一つのペアカップです。贈り物に最高ですね。

前回のカップと同じシリーズ。さらに完成度が高くなりました。もらった人は嬉しいね!!

こちらは赤土で作った自分用のカップ。ハクホウミックス釉を施し、キラキラと光る感じが素敵です。焼きしめにしたライオンの表情が愛らしく、ピンクの花模様も、愛らしさをさらに増します。取手が手に馴染みとても使いやすいお気に入りの一品となりました。

カボチャ型の鉢。赤土素焼きです。カボチャそのもの。さて何を植えましょうか、楽しみです。

半磁土轆轤で成形したミニスープ皿、鳥模様は表もうらも同じ色を使って彩色順序を変えてみました。お好みはどちらかな?

友人から頼まれて作ったコーヒーカップ。お皿は頼まれていませんが勝手に作りました、このお皿は上のミニスープカップともピッタリ合います。模様が細かくてなかなか大変でしたが、贈り物になりそうです。

鍋土で作ったペンダントトップ。左は青ガラスを施した上に、ガラスを乗せました。右は釉薬のみだったのでもう一度ガラスを乗せて焼いてみようと思っています。

先生の作品。繊細で優しくて美しいです。真似しようっと!

手前は素焼き段階のものです。

早くも9月も後半に突入。来年の干支は蛇です。さてさてどんな蛇の置物を作ろうか、、、先生はもはや制作中であります。

2024年9月18日 今日は満月。