いよいよ、緊急事態宣言(大阪、兵庫、京都)が解除されます。
散歩途中下校する小学生たちとすれ違いました。クラスを三つに分けての登校。とりあえず同じクラスの3分の1の子達と顔を合わせるということですね。少しずつ日常に戻っていけたらいいですね。おそらく行きつ戻りつだと思いますが。
この木は何の木でしょうか?フジのような紫の房の花が可憐でした。
今日の目的地は豊中市のニノ切公園。丹精込められた薔薇が毎年美しく咲きます。
猫がいました。人馴れしていると思ったら首輪あり。
和風の名前が続きます。
無いようでした。
薔薇といえば洋風のイメージがありますが、平安時代から愛でられていた花です。
「北の東は、涼しげなる泉ありて、夏の陰に寄れり。前近き前栽、呉竹、下風涼しかるべく、木高き森のやうなる木ども木深くおもしろく、山里めきて、卯の花の垣根ことさらにしわがして、昔おぼゆる花橘、撫子、薔薇、苦丹などやうの花、草々を植ゑて、春秋の木草、その中にうち混ぜたり。」 (源氏物語 乙女巻)
「花散里」の住まう夏の庭に植えられた草木の一つとして薔薇(さうび=そうびと読む)が登場します。
ちょっと話が逸れますが「花散里」という名の花は橘の花だそうです。容姿に劣り源氏からは性的対象としては扱われず、しかしその気立ての良さから、母を亡くした夕霧の育ての親となり、その地位を固めていく花散里。賢い女性として描かれている、と言われています。そのような女性には橘の花が似合うのかもしれません。これが橘の花(写真は友達から送られて来たもの@京都府立植物園と@万博記念公園)。
ニノ切公園近くには素敵なお店が並んでいます。ケーキ屋さん、パン屋さん、フランス料理のKamikawaなどなど。どのお店も開いていてほっとしました。頑張ってください!!
これもまたいとをかし。
2020/5/21