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映画 A PLASTIC OCEAN プラスティックの海〜朝日新聞フロントランナー小林拓矢さん

世界中の海で、シロナガスクジラを追い続けていた、クレイグ・リーソンさんは、プランクトンより多くのプラスチックのゴミを見つけてしまいます。年間800万トン以上のプラスティックゴミが捨てられている現状、世界の海で起きている出来事、を、彼は、多くの人々と協力し、調査撮影してこのドキュメンタリー映画を作りました。公式サイトはこちら→https://unitedpeople.jp/plasticocean/

日本でも、私たちは、プラスティックを、スーパーマーケットの前にある分別ボックスに入れて、リサイクルした気持ちになっています。しかし、プラスティックゴミでリサイクルされているのはほんの僅か、多くは海に流れ込み海の生物たちを苦しめています。

海鳥の体内から234個のプラスティックゴミの破片が出てきたシーン、何回もテレビなどでみています。みてもそのまま遠くなっていってるのですね。改めて息を呑む自分がいます。

鳥だけでなく亀やクジラなどの海の生物の体内からもプラスティックの破片がたくさん検出されていきます。

プラスティックの毒素はわたしたち人間にも害を及ぼしています。21世紀になってから私たちはすでに20世紀に捨てられたプラスティックゴミ以上のプラスティックを使い捨て、ゴミとして出しています。海洋汚染は進み、元に戻すことは不可能な状況であり、いますぐゴミの排出をストップさせる必要があることが明らかになっていきます。

ドイツの取り組みは有名ですね。プラスティックボトルの回収ボックスに入れたらお金が返金される。ボトルは販売した会社が責任を持って回収するのです。でも日本ではこのやり方は取り入れられていません。

今私はこのブログと温かい部屋の中で、フリースを着て、ヒートテックのタイツやズボンを履いて書いています。このフリースやヒートテックを洗濯するだけで排水に多くのマイクロプラスティックが出るのだ、という事実に驚いた後も私はそれらを着続けています。この暖かさ心地よさを手放すことはできない・・・でも、洗濯の回数を減らすことはできます。これ以上買わないこともできます。

また、ペットボトルを使わない、プラスティックの容器や食器を使わない。ゴミ袋を使い捨てしない、など身近な所からできるだけプラスティックを使う頻度を減らしていくことはできます。

この映画を多くの人がみて、プラスティックを使わない人が増えたら、それが流行りの「クール」な態度となるでしょう。大阪では十三第七劇場で2月1〜3日(水)と5日(金)13時50分から、2月4日(木)12時20分からの上映です。

映画に映し出される海は広く大きく美しく神秘的です。その海がいつまでも豊穣な海であってほしい、そのためにできることをコツコツやっていきたいと思います。

1月30日(土) 今日の花は「サクラソウ」花言葉は「忠実」だそうです。(サクラソウは準絶滅危惧種だそうです。)

追記)31日(日)朝日新聞be欄に伊藤忠商事・化学部門環境ビジネス統轄・小林拓矢さん登場。彼は、長崎県対馬の海洋ゴミで埋め尽くされた海と共に写真におさまっていました。

対馬の海岸には、年間約2万立方mのゴミが漂着し、日本で最も海のゴミが多いとされる地域だそうです。ビジネスに取り込んで環境問題を解決する糸口を見つけようという小林さんの信念に共感しました。伊藤忠商事の取り組みに注目していこうと思います。

1月31日の花は「梅」花言葉は「澄んだ心」だそうです。近所の公園の梅も良い香りを漂わせています。