manabimon(まなびもん)

to do(to不定詞)

\このページでわかること/

to 不定詞で名詞を後ろから説明する方法
学習時間:約10分

今回は、to不定詞を使って名詞を後ろから説明する方法を解説します。

例文で確認

まず例文からいきましょう。

例1. I need some tools to fix my car.

<解説>

I (S)/need(V)/tools <= to fix my car>(O).
私は/必要としている/道具<=私の車を修理するための> を

=私は、車を修理するための道具が必要だ。

tool:道具
fix:修理する

tools(道具)という名詞を、<to fix my car>が後ろから説明してます。

to不定詞とは何か

まず、to不定詞とは何かを一言で説明すると

to 不定詞= to+動詞の原形(動詞のもとのかたち)

です。

さっきの例だと、「to fix」が「to+動詞の原形」になります。fixは「修理する」という意味の動詞で、toの後ろで原形(もともとのかたち)になっているのです。

動詞の原形って何?

ここで、「動詞の原形」という言葉について説明します。
動詞は同じ動詞でも、時間や主語が変わると形を変えます。
例文で解説します。

I play basketball everyday.

「私はバスケを毎日する。」となりますね。
ここでは「play(する)」が動詞で、このplayという動詞は、
時間や主語が変わると様々な姿に形を変えます
こんな感じで。

時間が変わる場合

I play basketball everyday. →現在形
私は毎日、バスケをする

I am playing basketball now. →現在形進行形
私は今、バスケをしているところ

I played basketball yesterday. →過去形
私は昨日、バスケをした

I have played basketball for 5 years. →現在完了形
私は5年間、バスケをしている

主語が変わる場合

I play basketball everyday.→「I」が主語(ふつうの現在形)
は毎日、バスケをする。

He plays basketball everyday.→「He」が主語(3人称単数現在形)
は毎日、バスケをする。

このように、動詞は「現在形」や「過去形」等の色んな「かたち」に変身します。
そして、時や主語が変わって動詞が変化する前の「もとのかたち」のことを「動詞の原型」と言います。

ポケモンでいうと「動詞の原型」は変身する前のメタモン、といったところでしょうか。

例文で理解を深めよう

では、to不定詞で名詞を後ろから説明する例をいくつか見ていきましょう。

例2. This is a notebook to note some tips about money.

<解説>

This(S)/is(V)/a noteobook<=to note some tips about money>(C).
これ/は/1冊のノートだ<=お金についてのいくつかの知識をメモするための>

=これは、お金についての知識をメモするためのノートだ。

tips:知識
note:メモする

a notebook(1冊のノート)という名詞を、<to note some tips about money(お金についての知識をメモするための)>が後ろから説明してます。

例3.  I have nothing to do.

<解説>

I(S)/have(V)/ nothing<=to do>(O).
私は/持つ/何もないことを<=するための>

=私は何もすることがない。

nothing:何もないこと

「nothing(何も無いこと)」という名詞を、<to  do(するための)>が後ろから説明してます。

例4. Masks to protect people from virus is out of stock.

<解説>

Masks<=to protect people from virus>(S)/is(V)/out of stock(C).
マスクたち<=人々をウイルスから守るための>/は/在庫切れだ

=人々をウイルスから守るためのマスクは在庫切れだ。

virus:ウイルス
be out of stock:在庫切れ

「Masks(マスク)」という名詞を、<protect people from virus(人々をウイルスから守るための)>が後ろから説明してます。

例5.  I bought fresh ingredients to cook dinner.

<解説>

 I(S)/ bought(V)/fresh ingredients <=to use in cooking dinner>(O).
私は/買った/新鮮な食材たちを<=夕飯の料理に使うための>

=私は夕飯の料理に使うための新鮮な食材を買った。

fresh:新鮮な
ingredient(イングリディエント):材料・食材/成分/原料

「fresh ingredients(新鮮な食材たち)」という名詞を、<to use in cooking dinner>が後ろから説明してます。

toで名詞を後ろから説明しているな」ということが分かれば、
「ingredients(食材)」という単語の意味がわからなくても、

①「ingredientsは名詞だな」

という予想がついて、更に、

「fresh(新鮮な)」

「to use in cooking dinner(夕飯の料理に使うための)」

という意味が分かれば、なんとなく

「ingredientsって食べ物か何かかな?」

という推測ができ、「夕飯作るために材料買ってきたのね」ということがなんとなくわかるのではないかと思います。

このように、文法を理解するとわからない単語が出てきても推測することができます。

この世に存在する英単語を全て覚えるなんてことは不可能ですが、会話によく登場する英文法をマスターすることはそれに比べれば全然簡単です。

頑張っていきましょう!

使ってみよう!

それでは今回も、習った上記の例文を日本語を見て英語で言えるようにしましょう!

1.車を修理するための道具が必要だ。

I need some tools to fix my car.

2.これはお金についての知識をメモするためのノートだ

This is a notebook to note some tips about money.

3.何もすることがない。

I have nothing to do.

4.人々をウイルスから守るためのマスクが在庫切れだ。

Masks to protect people from virus is out of stock.

5.夕飯の料理に使う新鮮な食材を買った。

I bought fresh ingredients to use in cooking dinner.

★6. この街には遊ぶための場所が無い。

 There is no place to play in this town.

5つの前置詞「under」・「for」・「in」・「above」・「within」が、どのうように名詞を後ろから説明するかについて学びました。

基本的にはこれまで勉強した用法と構造は変わっていませんが、ニュアンスを掴むのに少し時間がかかるかもしれません。

この前置詞もSNSでの英語の呟きに使って頂き、どんどん慣れてもらえれば嬉しいです。

ミスっても全然構わないので、どんどん使っていきましょう!!

 

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