を使って名詞を後ろから説明する方法
学習時間:1セクション約10分〜15分
こんにちは、ひるべるです。今回は
「such as」・「like」・「as」
で名詞を後ろから説明する方法を説明します。
この3つの語句の意味ですが、3つとも
「〜のような」・「〜みたいな」
という意味を持ちます。
「as」に関しては、文の中で直訳することが難しく少しわかりづらいかもしれません。
まずはほとんど同じ意味/用法を持つ「such as」 と「like」で慣れ、その次に「as」を理解しましょう。
例文で確認するのが一番早いので、早速みていきましょう!
「such as」
例1. I want to watch Sports TV program such as football.
=私はスポーツ番組を観たい、サッカーのような。
<解説>
such as=〜のような/〜みたいな
I(S)/ want to watch (V)/Sports TV program <such as football> (O).
私は/観たい/スポーツ番組<=サッカーのような> を
=私はスポーツ番組が観たい、サッカーとか。
「Sports TV program(スポーツ番組)」という名詞を、 <such as football>が後ろから説明しています。
基本的な構造は、これも関係代名詞と同じですね。
例2. I like Manga such as ONE PEACE.
=私はワンピースのような漫画が好きだ。
<解説>
例2. I(S)/like (V)/Manga <such as ONE PEACE> (O).
私は/好きだ/漫画<=ワンピースのような> を
=私はワンピースのような漫画が好きだ。
「Manga(漫画)」という名詞を、<such as ONE PEACE> が後ろから説明していますね。
「like」
例3. I want some food like rice ball .
=私はおにぎりのような食べ物が欲しい。
<解説>
like:〜のような/〜みたいな/〜ほどの
例2. I(S)/want (V)/some food <like rice balls> (O).
私は/欲しい/何か食べ物<=おにぎりのような> を
=私はおにぎりのような食べ物が欲しい。
「some food」という名詞を、<like rice ball>が後ろから説明しています。
例4. There is no place like home.
直訳:家みたいな場所は無い
→「家はやっぱり最高だね、我が家に勝るものはないね」ということわざ
※オズの魔法使いのセリフでも出てきます↓
<解説>
例2. There is no place <like home> .
場所<=家みたいな>は無い。
→家みたいな場所は無い
「place(場所)」という名詞を、<like home>が後ろから説明しています。
例5. There’s no food<=like rice balls made by my mother>.
=うちの母親が作ってくれるおにぎりのような食べ物なんてないよ。
<解説>
さきほどのオズの魔法使いのセリフと同じ使い方で、こんどは「おにぎり」で例文を作ってみました!
There’s no food<=like rice balls made by my mother>.
食べ物<=母に作られたおにぎりのような>は無い。
=母が作ってくれるおにぎりほどの食べ物は無い。
「food」という名詞を、<=like rice balls made by my mother>が後ろから説明しています。
じつは「rice ball(おにぎり)」も、<made by my mother> で後ろから説明されているんだ、ということに気付ければ、かなり「名詞を後ろから説明する用法」に慣れてきたと言えますね!
「as」
例6. The traffic accident as reported by Police is not serious.
=警察によって報告されたその交通事故は重大なものではない。
<解説>
名詞の後ろにくる「as」は、「名詞の意味を限定するニュアンス」を加えます。
これだけだとよくわからないと思うので、例文で説明していきます。
「as+過去分詞」:〜されたところによると
例3.The traffic accident<=as reported by Police>/is not serious.
その交通事故<=警察からの報告によると>は重大ではない。
「The traffic accident (交通事故)」という名詞を、<=as reported by Police>が後ろから説明しています。
この文は、「as」を省略して
The traffic accident reported by Police is not serious.
とすることも可能ですが、「as」をつけることでより限定感が出ます。
つまり、
「事故が重大では無いかどうか、まだ事実ははっきりとわからないが、警察からの報告によると重大では無いようだ」
というニュアンスが「as」をつけることで加わるんですね。
ニュースキャスターが速報で報道で伝える場合は、asがついてることが多い気がします。(もちろんついてない場合もありますが)
速報、ということは事故が起こってすぐの報道で、事実関係はまだはっきりしないけど警察からの報告によるとそうらしい、というニュアンスをつけてるんですね。
例7. That school as I know provides very good education programs.
=私の知る限りあの学校はとても良い教育プログラムを提供している。
<解説>
「as+SV」:SがVするところによると/限り
例3.That school<=as I know>(S)/provides(S)/very good education programs(O).
あの学校<=私の知る限りの>は/提供する/とても良い教育プログラムを
=私の知る限りあの学校はとても良い教育プログラムを提供している。
「That school (あの学校)」という名詞を、<as I know>が後ろから説明しています。
「as」を使うことで、
「他の人はどう思っているか知らないが、「私の知る限り」あの学校は良い教育プログラムを提供している」
というニュアンスが強まっています。
「as」に関しては、他にも様々な用法がありますが、他の「名詞を後ろから説明する用法」と同じく、
『asは=(イコール)』
というイメージをまず持っておけばよいかと思います!
今回、この解説を作るに当たって参考にしたサイトを以下に載せておきますので、ご興味あるかたは一読ください!
使ってみよう!
それでは今回も、習った上記の例文を日本語を見て英語で言えるようにしましょう!
1.私はスポーツ番組を観たい、サッカーのような。
I want to watch Sports TV program such as football.
2.私はワンピースのような漫画が好きだ。
I like Manga such as ONE PEACE.
3.私はおにぎりのような食べ物が欲しい。
I want some food like rice ball .
4.直訳:家みたいな場所は無い
→「家はやっぱり最高だね、我が家に勝るものはないね」ということわざ
There is no place like home.
5. うちの母親が作ってくれるおにぎりのような食べ物なんてないよ。
There’s no food<=like rice balls made by my mother>.
6. 警察によって報告されたその交通事故は重大なものではない。
The traffic accident as reported by Police is not serious.
7. 私の知る限りあの学校はとても良い教育プログラムを提供している。
That school as I know provides very good education programs.
お疲れ様でした!
今回は「such as」・「like」・「as」が、どのように名詞を後ろから説明するかについて学びました。
次は、「カンマ(,)」・「コロン(:)」・「ダッシュ(ー)」の使い方
を勉強します。
これらも、基本的にこれまで勉強した用法と構造は変わらないので、またまたスラスラいけるはずです。
ここまでくればかなり慣れてきたので、あとはどれだけ例文を繰り返し音読できるか、が勝負。頑張っていきましょう!!