フィンランド初の女性大臣となったミーナ・シランパーアさんについて。早速友達から情報が入りました🤗❗️ありがとう‼️。
フィンランド外務省のサイト。フィンランドが国を挙げて男女平等(だけでなく全ての差別をなくす活動)に取り組み、それを誇りにしていることがよくわかります。
https://toolbox.finland.fi/wp-content/uploads/sites/2/2018/11/um_finfo_equality_ja.pdf
勇敢な先駆者たちとして、ミンナ・カント(文学)〜マリエ・チェチュリン(大学入試資格)〜ロシナ・ヘイケル(医師免許)〜エンマ=イレーネ・アストロム(学芸修士号)〜カロリナ・エスケレン(医学博士)〜イェンニ・マルケレン(道路・橋梁建設技師)〜アグネス・ショーベリ(獣医学博士)と煌めく星たちが登場し、1926年政府閣僚としてミーナが登場しています。(名前の表記はミーナ・シッランパーとなっています。今後はこちらに従おうと思います。)そして、さらに素晴らしい女性たちが続きます。
6pにミーナ・シッランパーが取り上げられています。貧しい家に生まれ、早くから仕事に就き、1898年使用人組合の設立を支援し、1902年に組合の理事長となった(その後半世紀に渡りこの職にあったということです)ことが彼女の政治家としての第一歩でした。そして国会議員、大臣となり、不利な立場にある人のために尽くしたのです。
ミーナについてはこれくらいの記述ですが、このサイトの内容が素晴らしい!!!「平等」をキーワードに進んできたフィンランドの歩みがよくまとめられています。
そんなフィンランドでも「少し引っかけば不平等にいまだ寛容な態度が表面化します」とタルヤ・ハロネン前フィンランド大統領(言うまでもないかもしれませんが女性です)は言います。
フィンランドで解決できていない大きな問題のひとつは経済格差だということです。フィンランド人女性の大半はフルタイムで働いていますが、女性優位の分野は 男性優位の分野よりも給与が低くなっており、母親と父親の間で育児の分担が不平等な点も問題の一部だということです。日本も同じ〜〜〜ただレベルが違うんだろうな。
と嘆いているだけでは何も変わりません・・・「男女間の平等は偶然生じたわけではなく、女性も男性も積極的に諦めず根気強い活動を行ってきた結果です。」 そうなのですね。「積極的に諦めず根気強く」何事にも通じる態度ですね。
「個人的な自由と選択肢がある国」として、フィンランドは強く自国をアピールしています。
私は学生時代は「個人的な自由と選択肢がある国」だと日本のことを思ってきました。「選択する・しないは、その人の責任」だと。しかし今はそのようには思えないです。「世界価値観調査」のなかに「自分の人生をどれほど自由に動かせると思うか?」という項目があり、10点満点で答えるようになっていて、日本は対象60ヶ国中59位だったそうです(60位はインド、58位はロシア)。https://school.nikkei.co.jp/news/article.aspx?aid=MMSCe8000024052016
私だけでなく多くの日本人が「人生を自由には動かせない」と感じているということです。
日本は住みやすい国としてはトップクラスなのに、不自由な国でもある〜〜〜快適に暮らせるけれど何かを主張しようとすると叩かれる〜〜〜じっとしている方が穏やかに暮らせる〜〜〜その結果様々な問題が起きている〜〜〜と感じます。
まだまだミーナさんのことを知りたいです。ご存知の方は教えてください。勿論日本でも男女だけではなく人々の平等を目指して努力してきた先達は多くおり、現在でも多くの人が活動をしています。そういう人々へのリスペクトの気持ちを大事にしながら「積極的に諦めず根気強く」やっていきたいです。敵は自分自身の中にいることを忘れないで。
2020.10.6(火)アイキャッチ画像は田中亜土夢さんのツイッター画像から。