陶芸とお茶

陶芸(14)2022弥生

弥生三月。梅の香りが漂い、沈丁花の花も綻び始め芳しい香りを流し始めました。

陶芸教室では、待ちに待った窯出しでした。

残念ながら一旦卒業となる教室きっての古株の方の作品4つ。

色々な土を混ぜた混じり土にコバルト透明をかけました。ささっと呉須で描いた花の線に勢いがあります。一人用コーヒーを入れ、小皿にちょっとおやつを乗せてコーヒタイムを楽しむのにぴったり。

土を混ぜてコバルト透明をかけたおちょこ。混じった土の作る模様が美しいです。

同じく混じり土に撥水剤で模様を入れ、黒マットをかけました。優しいながらも凛とした風情のお茶碗。

先生の作品も混じり土です。黒化粧をチューブで押し出し模様にして、シラハギをかけました。

また同様に模様づけしたものに青ガラスを変えた一輪挿し。

新しく仲間に入られた方の初めての作品。手びねりのお茶碗。底にハンコで模様を施しました。白土にシラハギ(白萩)をかけ上からナマコを流しました。爽やかな出来上がり。はる帰宅後、教室で話題になっていたオカラのたいたんを作って入れ、いただいたそうです。春らしい明るい色の一品、美味しそうで栄養たっぷりですね!(オカラのたいたんにごぼう天を入れると美味しいとの話題でした。具を何にするか、それぞれ流がありこれまた楽しい話題)!

白土を成型し、カップの取っ手、下半分、ソーサーの周辺部分に黒化粧を施し、シラハギをかけます。黒化粧を施したところが青くなります。民芸調の素敵なカップセットが出来上がりました。小皿にはなまこをかけて口周りを拭いてからチタン窯変を塗りました。チタン窯変が垂れて独特の味わいとなります。

抜型を使って、黒化粧を塗りその上にアメを載せます。すかっとした豹柄の出来上がり。さて何を乗せましょう。ローストビーフ?お刺身?お貸し?一枚が割れて小さくなったのですが、大きさの違う二枚を合わせて使うのも粋ですね。割れてできた小さな板には可愛いお猿さんを描きました。カトラリーとして活躍しそう。

轆轤を使って作ったお皿に、黒マット、イラボを重ねがけしたお皿。重厚な味わいです。

ご自分で作った猫ちゃん石膏型を使った猫の箸置き。細かい模様を彫り込んで(彫り込んだときは刺青のよう😲でしたが)、ゴス(呉須)を塗って拭きとり、透明釉をかけると柔らかなほんわか猫ちゃんになりました。カップは型を使ってワンチャンの模様、口周りと持ち手を呉須でこれもサッと色付け。こちらも柔らかな空気感を持った素敵な一品となりました。

三月は別れの月でもあります。お友達への餞別の4品。猫の尻尾が可愛い取っ手になっています。白土に口はオリベ(織部)とオウカ(桜花)。

赤土に染付マットで兎模様を描き、撥水剤を塗って染付マットをかけました。兎ちゃんが別れを惜しんで泣いているようです。

こちらはカップの口に切り込みが入っていて、ティーバッグがカップに落ちないようになっています。白土に青銅マットでアクセントをつけています。

白土になまこをかけ口のところにチタン窯変をおいた一輪挿し。口の丸い取っ手がアクセント。

私はあまった黒土でお香立てを作りシラハギをかけました。そしてこれも余った半磁土で作った星型、真ん中を青ガラスにして、始めはネックレスにしようと思っていたのですが、これもお香立てにしました。他の使い道もあるかもしれません。

お供え用のコーヒーカップとソーサーのセット。

最後に前に作ったカップに合わせて鳥模様のお皿二枚。

帰宅してカップとお皿を並べてみました。

また新しい作品にチャレンジです。楽しいです。平和ならでは。戦いが一刻も早く終わりますように。窯出しから1週間後の3月15日、昨日は蕾だったモクレンが花開いていました。

2022・弥生3月

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たつこ
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今でも手元にある「長くつ下のピッピ」「やかまし村のこどもたち」が読書体験の原点。「ギャ〜!」と叫ぶほかない失敗をたび重ねていまに至ります。

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