アンという名の少女3。オリンピックで中断していましたが。再開・・・と思ったら7日(日)放送で終了してしまいました。とても残念です。
https://www.nhk.jp/p/anne3/ts/L532PR48ZY/
アンが両親の息遣いを感じることができ、ギルバートとの愛を確認したのは、とりあえずよかった・・・けれど沢山の積み残しの物語が残っている(カクウェットは?など)し、アンシリーズでのこれから続くお話が、この番組でどのように展開されていくのか、観てみたいです。
同じように思ってる人は多くいて、署名運動も起きているようですので、何かの形で映像化は続く・・・と信じたいです。愚かな戦争や愚かな差別や愚かな偏見が少しでも少なくなるように。
「ウポポイ 」と「アンという名の少女」で私は、カナダが負の歴史を認めるのに後ろ向きだったという内容を、「先住民族の権利に関する国際連合宣言」への調印という視点で書きました。
しかし、その時には知らなかった次の内容をその後知りました。・・・カナダにおける負の歴史について2008年スティーブン・ハーパー首相が公式に謝罪し、真実和解委員会(TRC)が発足しました(アメリカのオバマ大統領が過去の暴力や虐待に謝罪する法案に署名する1年前のことです)。
そして2015年には真実和解委員会(TRC)が当時の「文化的なジェノサイド」だと最終報告を行いました。2年後の2017年CBCで「アンという名の少女1」が放映され、ネットフリックスで世界配信されあっという間に人気シリーズとなりました。
https://www.nhk.jp/p/anne/ts/37R5MJZ1WZ/list/
率直にものを言うアン。あわてん坊で早とちりのアン。彼女が引き起こす騒動を巡って、波立つ心と心がぶつかり合い、それぞれの苦悩、それぞれの傷つき、おかしいと思ってきたこと、などを語り合い、またいがみ合い、和解していく様子が、当時のカナダの自然や町並み(美しくないところも含めて)を背景に丁寧に描かれている、奥行きのあるこの番組の再開を願ってやみません。
2022・3・8 『わたしたちだけのときは』(ディヴィッドアレキサンダー・ロバートソン文/ジュリー・フレット絵/橫山和江訳/2018年刊)を明日図書館で探すつもりです。https://www.iwanami.co.jp/book/b374927.html
次のブログで紹介されていました。(「来てくれておおきに」)https://cuminnote2.exblog.jp/240582986/