使える英語力を培うための「前から英語をブロック読み」学習法の概要
前から英語を理解しよう!
「本英文法講座」の目標は、みなさんの〝英語の捉え方〟を変えることです。
そのためには、日本語的に英語を理解するのではなく、英語を英語の順番で理解できるようになる。
つまり、
前から英語を理解する『英語脳』を育てること、が大切です。
そのために重要なことがこちらです。
つまり、
前から英語を理解する『英語脳』を育てること、が大切です。
そのために重要なことがこちらです。
①最低限の文法で〝型〟を抑える。
②そこに流し込む〝材料〟となる単語を増やす。
③その2つを使って、日本語を英語にすることを反復する。
正しい〝英語の捉え方〟で①〜③を繰り返せば少しずつ、少しずつ、英語力はついてきます。そして当然ですが、最も大切なことは継続です。
本サイトは学校で習うようなわかりにくいカテゴリー分け(「時制」とか「不定詞」とか「関係代名詞」とか)をできるだけわかりやすくして、英語を使う場面を常に想定して英文法を解説します。
なぜ、英語を勉強してもなかなか成績が伸びないか
かつての自分がそうだったのですが、
「一生懸命英語を勉強してもなかなか成績が伸びない」
「単語をたくさん覚えたはずなのに、なかなか英文が読みやすくならない」
という方、多いと思います。
実はこういう悩みを抱えている方は、真面目な方が多いんです。
(自分も英語の勉強に関しては、学校の行き帰り電車の中で自作のミニ単語帳を広げ覚えるなど、生真面目すぎるくらい真面目にしてました。)
だから英文を読む時に、
①学校で習った通りに英文を後ろから訳す。
②英文に登場する全ての単語の意味を訳そうとする。
ということをしてしまいがち。
この方法で英語を勉強するとある程度までは英語力がつきますが、
なかなか「完全に英語を理解できる」というところまではいけません。
例えば英文を読むときも、少し複雑で長い文章になってくると
「何となく、よく分からないけど読み進める」
という感じで、頭の中がスッキリしないまま英語を読んでしまい、
試験で良いスコアが出せないということにつながりがちです。
その原因は、文章を整理して読むことができていないから、です。
英文を整理して読むとは?
上記①のように、後ろから英語を訳してしまうと英語の順番で英語を理解できず、英文を読むのがどうしても遅くなってしまいます。
また、②のように全ての単語の意味を日本語に訳していこうとしてしまうと、
1つでもわからない単語が出てきてしまったらそこで思考がストップしてしまう。
そういう英語へのアプローチは今後、やめましょう。その代わりにオススメするのが、
です。
この方法で英語を読めば、単語がわからなくても文の大筋は掴むことができるのです。
そのために、「前から英語を訳す」学習法がとても大切になってきます。
前から英語を訳していくと、それぞれの語句の意味がすぐに分かり、英語と日本語を頭の中で対応させられるから、英文を理解しやすいのです。
これは長文読解のみならずスピーキング・ライティング・リスニング、全ての問題を解くときにも必ず役立ちます。
例文で解説
では早速、例文で説明します。まず、この例文を訳してみてください。
He is a teacher in that school.
とても簡単な例文ですが、訳し方に注意してください。
たぶん、
「彼はあの学校の先生だ」
というふうに、後ろから訳した方がほとんどだと思います。
間違いではないのですが、こういう訳し方はこれ以降しないようにしましょう。
効率的に英語力を養うためには、
He/is/a teacher/in that school.
彼/は/1人の先生だ/あの学校の
というふうに前から英語を訳し、更に「a」や「that」などのことばも細かく訳すよう心がけてください。
そうして英語と日本語を1単語ずつ頭の中でしっかりと対応させ、その英文の内容を誰かに伝えるように音読しましょう。
特に日本では、スピーキングとリスニングの力を伸ばす機会がとても少ない。
それを克服するためにも、各例文を、場面をしっかりイメージしながら発音も“外人っぽく”して、音読しましょう。
イメージして音読する
“イメージ”はとても大切です。
「文字」ではなく、「イメージ・絵」で英文を覚えると、その英語は身体に染み付いて、「使える」英語になります。
“使う”ことによって、英語の文法も、単語も、頭に入っていきます。
役者になったつもりで、ハタから見たら気持ち悪いかもしれないけど一人芝居をするつもりで、例文を音読してください。
その際、もう1つ意識すると良いのが、先ほどもちらっと出てきた「主語・動詞・目的語・補語」などの”文の要素“です。
He/is/a teacher/in that school.
彼(S)/は(V)/1人の先生だ(C)/あの学校の(場所)
※こちらの記事 でSVCなどの文の要素について説明しています。
普段の勉強では、一瞬だけその文章を暗唱できるようにし、その後書けるように練習すればOK。
テスト前は、教科書の文を上記のように分解して、登場人物になったつもりで徹底的に音読し、書けるようにすれば怖いものなしです。
この勉強をすれば、単語を1つ1つ覚える必要はありません。
※印にも記載しましたが、こちらの記事で英語の文型についても説明しています。英語を話すための最低限の英文法をまとめていますので、ぜひチェックしてください!
①英文を前から訳すことを心がける
②その英文の持つ意味をイメージし、誰かに伝えるように音読する