新しい英文法の学習アプローチ
今回は英文を前から理解していく上で重要な、
「名詞を後ろから説明する用法」について、大まかに説明します。
英語は、当然ですが長くなればなるほど難しくなりますが、「名詞を後ろから説明する用法」について理解すると、長い文章も短い文と同じように解読することができます。
日本語の場合
例えば「山」という名詞を説明する時、みなさんはどうやって説明しますか?
「美しい山」とか、「高い山」という感じで、形容詞を使って名詞を前から説明しますよね?
(※名詞とか形容詞ってなんだっけ?という方は、こちらのページでそれぞれの品詞について解説していますので復習してくださいね。)
そして英語でも、
「あれは美しい山だ」
=「That is a beautiful mountain」
とか、
「あれは高い山だ」
=「That is a high mountain」
という感じで、やはり形容詞で名詞を前から説明する場合があります。
長い英語をスッキリ整理するために
実は英語では、名詞を前からだけでなく、後ろからも説明を加えていることがほとんどです。
早速、例文で説明します。まず、短い文章から。
I watched the TV program yesterday.
とても簡単ですね。訳すと、
I(S) / watched(V) /
the TV program(O) / yesterday(時).
私は/みた/そのTV番組を/ 昨日
となります。
この例文を、少し長くしてみましょう。
I watched the TV program which my sister likes yesterday.
どうでしょう。
少し長くなって、いきなり難しい!
と感じた方がいるかもしれません。
でもこの文章、最初の文と構造は同じなんです。
分解してみるとこうなります。
I(S) / watched(V)/
the TV program <which my sister likes> (O)/ yesterday(時).
私は /みた / そのTV番組[=姉が好きな]を / 昨日
「the TV program」という名詞を、
<which my sister likes> が後ろから説明していますね。
文の構造自体は、
I(S) / watched(V) /
the TV program(O) / yesterday(時).
と同じ、SVO +時です。
このように、
名詞を後ろから説明することが英語では非常に多く、
その説明が長くなればなるほど英語も長くなっていく
のです。
ここで出てきた「which」以外にも名詞を後ろから説明する用法はたくさんあって、それを本ブログでは1つ1つ解説していこうと思います。
[…] 早速、次のページから見ていきましょう。 […]
[…] 名詞を後ろから説明する用法シリーズ第❶弾は、「関係代名詞」です! 前のページで解説したこととすこし重複しますが、 もう1度例文で解説していきます。 […]