自分と向き合う技術

#こもりびと〜朝イチ・女性のひきこもり

NHKが、『ひきこもり総力特集』を展開しています。https://www3.nhk.or.jp/news/special/hikikomori/programs/

昨夜は、きょうの健康で「ゲーム依存」について取り上げていました。今晩8時半からの、きょうの健康では、ひきこもり総力特集「家族ができること」が放送予定になっています。https://www.nhk.or.jp/kenko/onair/

今朝は朝イチで「女性のひきこもり」特集。女性のひきこもりは「専業主婦、家事手伝い」の名の下に表面に出にくいです。当事者の方が話してくださいました。

結婚後、「気がついたら夫以外の人と話していない」〜「ショックでそれを否定したい気持ち」〜「他人の視線が怖くなり、周りの人に比べて自分は劣っている」〜と思い苦しんでいた。

職場のストレス(女性の人間関係、女性として求められること=メイクや女性らしい仕草)に耐えられず転職を重ねるが、その苦しみは親にも語れない、他の人より自分が劣ってしまっていると感じるので、話すことができない。

「人と比べてしまうことって誰にでもある、私にもある。それを真面目だからこそ人に相談できないのでは」とゲストの生田智子さん。ジャーナリスト池上さんは、「家に長くいる=ひきこもり」ではなく、「社会的孤立=ひきこもり。そして本人にとってそれが幸せと感じられる状態ならば問題はない、本当の自分はこうではないのではないかという苦しみの中にいて、トラブルや緊張関係が生じた時にひきこもりという状態」と考えまます。「ひきこもり」という言葉が一人歩きしてしまう現状もあり、博多大丸華吉さんは慎重になっておられることも伺えます。

自分がどうしたいか自分でも見えなくなって苦しんでいる〜〜〜「ママ友と仲良くしなければ」「いいママいい妻でなければ」「女性らしく」「会話に楽しく参加しなければ」という価値観に縛られて苦しんでいる〜〜〜そのことを友達なり夫なり誰かに相談できたら楽になるのにできない苦しみ〜〜〜「自分がやるしかない役割を引き受けて頑張っているけれど、周囲には当たり前と思われて気づいてもらえない。その中で心のエネルギーが下がっていき、苦しんでいく」という状況があります。

コロナによって辛さが増している現状に押し潰されそうな方々の声も紹介されます〜「人間は一つの顔だけでは生きていけない、だから5分でも10分でも自分を労わる時間を持って欲しい。」と臨床心理士の福井さん。

4年前に開設された「ひきこもり女子会」が紹介されました。大阪でも大阪市、枚方市、豊中市、吹田市、堺市などで開催されています。同じようなことを考えている人と語り合うことは、ホッとするものです。「そうだった、そうだった」〜というホッとするやりとりから「他の人にも伝えたりしたい、そんな作業をしたい」〜という気持ちが生じる。また各地の「居場所」に関する研究会が紹介されました。(私も様々な居場所に関わって10年経ちます。認知度は低いですが、認知して来てもらった後の「力の発揮度」は高いですよ!!)

「マスク」のおかげで年頃の娘さんと喋るようになったという華丸さん。「僕らもいろんなことを言いたいし、言っているんですが、結局は当事者の方じゃないから、そういう気持ちを持たれた方がいることは心強い」と大丸さん。

池上さんは「家族会」を主催しておられます。親同士の話し合いを通じて、親の心を安定することが大切。心を添わせて同じ方向を見ていく親になっていくことに親が気付いていくことで、親が安定し、家の中が安定する。「日常生活の中の会話を大切にする、できていないことに注目せずできていることに注目する。」ということができるエネルギーを注入するために「家族会」や「相談する場所」を利用することを勧めています。(私の関わっている場所にも「家族会」があります。また親御さんとの相談も大切なものとして捉えています。相談することが第一歩だと思います。)

力を入れている、という割には番組は、「国会中継」のために短い時間で終わってしまいました(その上「国会中継」は開始が遅れていてちょっと間抜けな感じになっていました)〜〜〜が、内容はぎゅっと詰まっていて確かに力が入っていました。「家にいること」は、家族やその人が充実しているならば悪いことではないです。でも、「家にいることが苦しい、生活していく上に支障がある」と思った時、誰かに相談することをためらわないで欲しいな、と思います。

2020.11.25(木)朝

ABOUT ME
たつこ
たつこ
今でも手元にある「長くつ下のピッピ」「やかまし村のこどもたち」が読書体験の原点。「ギャ〜!」と叫ぶほかない失敗をたび重ねて今に至ります。心理し(士・師〜〜この二つの「し」の違いは何だろう?)です(臨床心理士・公認心理師)。喜びも多かった教員経験の中、一方で、えも言えぬ息苦しさも感じ、心理しの資格をとって、今は相談活動を行なっています。
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