93歳ミサオおばあちゃんの生き様に心動いた日、
家族が THE BIG ISSUE vol384 を購入してきました。
ここにもスーパーおじいちゃんがいらっしゃいました! 御年94歳、「ネイチャー・ドキュメンタリーの父」自然科学者デビッド・アッテンボローさん。イタリアが全国規模のロックダウンを宣言した日のインタビュー記事です。
「危機において、そして悲しみの渦中にある人にとって、自然界は喜びや慰さめを生み出してくれます。私たちは自然界の一部です。自然界にダメージを与えれば、自分達を傷つけることになります。」「私は、私たちの行動によって状況を改善させられると信じています。こうした望みがあったからこそ、これまでやってこれたのです。悲観的になりすぎないことも大事です。」
コロナに翻弄された今年の春。
自然は変わらず芽ぶき花咲き種を落としとんではねて動いて食べて季節が巡っていく、そのことを自分自身強く実感した春でもありました。
コロナという眼前の敵に躍起になっている世界、しかし5年後の気候変動には鈍感にもなっている世界について彼は語ります…「また明日、と後回しにすると、その明日はやってこなくなる。ある日突然、もう手遅れだと気づくのです」
アッテンボローさんは、不朽の名作「プラネット・アース」「フローズン・プラネット」「ブルー・プラネット」(いずれもBBCとNHKによる共同制作)などで多くの人の考え方を変えました。私に一番印象に残っているのは、やせ細ったシロクマの映像です。
「私たちはかつてない状況にある」と力説するアッテンボローさんの言葉を噛み締めて、できることをやっていこうと思います。
良い特集を組んでくださった THE BIG ISSUE にも感謝。この雑誌は超オススメです!!!
2020・水無月・3日