日本を学ぶ

ジャズ大名大千秋楽

このところ、生の舞台を観ておらず、WOWOWの舞台部門(舞台が観たいからWOWOWと契約しているんですが)を観ても、なんだかパッとしないなあ、やはり生がいいなあ、と思っていました。

このところ、チケットを取るのが私にはとても難しくなりました。座席を確認して、落ち着いてチケットを取りたいのに、座席が確認できなかったり、(苦手な)スマホやパソコンからのチケットの取り方が私にとってはどんどん複雑になっていきます。

このところ、「予定」が立ちにくいです。前もって予約していた舞台や、研修や、をキャンセルせざるを得ないことがありました。そうすると、予約することにめげてしまいます。

かくして舞台は遠くなりにけり、、、ですが、観たい。と思っていたところ、ブギウギの小夜ちゃんを演じている冨田望生さんが、「狂言回し、場面転換に合わせて5人分の役設定」を切り替えて演じるという『ジャズ大名』を、高槻で観る事ができることを知りました。「5人分の役・原作筒井康隆、主演千葉雄大、助演藤井隆」だけで、きっと面白いだろう、と判断し、直前に会場に電話して、電話で場所を確認して(二階A席、一番後ろから二列目)予約して、1月21日(日)に出かけました。

阪急高槻駅を降りると、人々がカラフル!様々な色の服装の人が歩いています。ウキウキします。楽器を背負っている人もちらほら。いいな高槻。街が元気です。

行ってみると城跡に立派な建物が、、、びっくり。

高槻城公園芸術文化劇場が一年前にオープンしていたことも行ってみて初めて知りました。https://www.takatsuki-bsj.jp/tat/

木を沢山使った素敵な建築です。

座席間もゆったりしており、しかし最後列一列手前からも舞台が見渡せ、小さな私でも前の人が気になることないという素敵な設計の会場でした。

そして本番。江戸時代最後の年、城も持たない小さな藩を舞台に、たくさんの登場人物が舞台狭しと暴れ回ります。音楽もセリフも踊りも何もかも過剰で猥雑で面白い。蜷川幸雄さんの舞台『表裏蛙合戦』(猥雑さでは表裏蛙合戦の方が相当際どかった、踊りは圧倒的にジャズ大名の方が激しかった。時代の差かな)を思い出しました。

ラスト、一体何分くらいだったのでしょうか?物語の設定では、7日間歌い踊り通した、、、その歌と踊り(激しく動くのです)は本当に長く繰り返され、演じている人たちの体力の凄まじさに驚嘆します。

ジャズのリズムと、ええじゃないかのリズムが重なり合い、アメリカと日本の歴史が重なり合います。

慶応三年まさに江戸時代最後の年の小藩での人々の生き様と、南北戦争後解放された奴隷たちの生き様が見事に重なり合うのです。時代の波に激しく翻弄されながらも、好奇心旺盛にリズミカルに運命の波を乗り越えていく人々の悲しさ、面白さが、繰り返される歌とダンスの波に乗って、こちらに寄せては引いていき、私たちは舞台に引き込まれてます。

今日が大千秋楽だったそうで、舞台終了後の挨拶では千葉雄大さんは涙を見せていました。「再演したいです。この仲間とまた舞台をやりたい。」というその言葉を聞きながら、この舞台はきっと再演されるだろうな、と思いました。

https://www.takatsuki-bsj.jp/tat/event/20230714-928

その後、高槻城跡公園内の歴史民俗資料館、しろあと歴史館、をのんびり散策しました。線ではなく、面で活気のある高槻の力の素を感じながらの散策でした。

2023.1.23(火)長浜では盆梅展も始まりました。が、明日は雪だそうです。24日になりました。岐阜県滋賀県は、記録的な大雪になっています。長浜も大雪だそうです。

寒さのせいかアイキャッチ画像が設定できませ〜ん😂。

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たつこ
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今でも手元にある「長くつ下のピッピ」「やかまし村のこどもたち」が読書体験の原点。「ギャ〜!」と叫ぶほかない失敗をたび重ねていまに至ります。

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