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日本みつばち採蜜体験@京都花背

友人に誘われ、京都の花背別所地区でニホンミツバチの採蜜体験をしました。10月15日(土)気持ちよく晴れた一日でした。

花背別所地区で、長年狩猟をやっておられる、自称「サラリーマン猟師」上野さんがレクチャー。猟師仲間の方々がお手伝いしてくださいました。昨年秋の巣箱の制作から紆余曲折を経て残った貴重な一箱の巣箱から、蜜を分けていただくのです。

別所の、故・物部義八さん仕込みのニホンミツバチ養蜂。昔はどこに巣箱をおいてもニホンミツバチが入っていたそうです。巣箱は丸太くり抜き寸胴型が多く、昔は丸ごと蜂を燻して殺し、蜂蜜を全ていただいていたそうです。今は、ニホンミツバチの数が激減し、今回は巣箱(三段になっています)の一番上の段だけを分けて頂く方法になっているそうです。

巣箱は熊にとられないように、獲物を捕る罠の檻の中におかれていました。それでも一台は器用な熊によって開けられ、とられてしまっていました。幸い残っていた巣箱を取り出して

上の段だけを切り離します。

切り離した上の段はこんな風に営巣されています。

巣を切り取ってポリバケツに入れていきます。

ざる➕寒冷紗の上に蜂の巣を入れ、擂粉木で押し(春から巣箱を見守ってきた地元の小学生たちが大活躍。近寄ってくるスズメバチ退治もしてくれました)、置いておくと・・・

こんなに蜂蜜を頂きました(これで半分の量です)。また檻の仕掛けレクチャーもしてくださいました。もうすぐ猟が解禁となります。

蜜蜂の巣箱の越冬はこの炭焼き小屋で。今は使われておらず屋根が半分崩れているのでちょうどいいそうです。来年春に分蜂してニホンミツバチを増やしていけるようにとのこと。

美しい渓流、美しい村の風景。その中の古民家で花背フィールドラボの皆さんにお世話いただき、昼ごはんと蜂蜜賞味体験です。

 

オーストラリアから移住してこられたケルガー・ハイランドさんと慶子さんが経営するHanase Higland Innのお弁当、ボリュームたっぷりで美味。https://www.asahi-family.com/column/precieuxkyoto/19311

またまた地元の小学生たちが大活躍してくれて美味しいパンケーキを焼いてくれました。

これに今日採蜜したニホンミツバチの蜂蜜をかけていただきます。そして参加者の方が、なんと!同志社大学の屋上で採蜜したセイヨウミツバチの蜂蜜を持ってきてくださり、食べ比べ!!贅沢なひと時を過ごしました。

お世話くださった皆様本当にありがとうございました。

朝早くからの集まりだったのと蜂蜜パワーをいただいたおかげで、出町柳まで送っていただいた後、京セラ美術館のアンディ・ウォーホール展によることもできました。楽しい1日でした。

私は毎日何かの形で蜂蜜を口にしていますが、日本蜜蜂のハチミツはお値段高く、なかなか手が出ません。今日は本当に贅沢な1日となりました。

2022年10月16日(日)

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たつこ
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今でも手元にある「長くつ下のピッピ」「やかまし村のこどもたち」が読書体験の原点。「ギャ〜!」と叫ぶほかない失敗をたび重ねていまに至ります。

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