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映画『はちどり』

今日はお友達つながりでオススメ!の映画を観に行きました。

韓国映画の「はちどり」です。

中学2年生の少女の心の動きが細やかに、丁寧に描かれ、また、周囲の人々のもつ哀しみと闇がダイレクトに、でも全ては明示せず、そこはかとなく描かれた、詩情溢れるとても良い映画でした。

韓国映画といえば、今年2月のアカデミー賞作品賞などを受賞した「パラサイト 半地下の家族」が強く印象に残っています。「パラサイト」観に行き、衝撃を受けました。あの狂気は何なのか、あの子どもたちはどうなったのか、変な可笑しさ・きみわるさの中にリアリティーを感じ、映画を観た後、眩暈を覚えました。この「パラサイト」と並んで昨年度多くの映画賞を受賞し、話題になったのが「はちどり」だそうです。

私としては、より普遍性をもって心に迫ってきた「はちどり」に軍配をあげます。今なぜ1994年の韓国なのか?若い監督の第二作目だと聞いたので、彼女の自伝なのかな、と感じましたが、細かな点に差はあっても舞台が日本だとしても同様のことは起こっていると思うし、おそらく世界中のいろいろな場所で彼女の持つ哀しみや辛さや喜びや怒りなどと同じような感情を多くの10代の女の子たちが抱いていることを確信します。

インタビューで、1981年生まれの監督のキム・ボラは下のように応えています。https://news.yahoo.co.jp/articles/3207b9635a4d7b797a61f1267cd736c9ce91716e

たしかに自分の中学時代の経験や記憶をもとにした部分はたくさんありますが、その多くは、具体的な人物や出来事よりも感情の部分に反映されています。たとえばウニが抱く疎外感は私が中学の時に抱いていた感情そのもの。ただしそれは誰もが持つ普遍的な感情でもありますよね。」

主人公の少女ウニに、塾の先生である大学生、変わった女性と言われているヨンジが「殴られないで」というシーンは、特に印象に残りました。受験へのプレッシャーに抑圧されている兄から殴られることが当たり前になってしまっている少女に、それは当たり前のことではないんだと気づかせるシーンです。

ヨンジはたくさんの美しい言葉を紡ぎます。「手は不思議」「誰かと出会い誰かと分かち合う世界は美しいわ」などなど・・・ウニはヨンジに背中をそっと押されて、その感情を抑圧することなく外に表していき、ウニの発する言葉が家族や友人との関係を繋いでいきます。

言葉の持つ力をしみじみと感じた映画でもありました。

公式サイトで予告編を見ることができます。

https://animoproduce.co.jp/hachidori/

ぜひご覧になってください。

2020.7.14(水)

 

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manabimon
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英語学習・音楽制作・WEBデザイン・体質改善など、色んな『まなび』と『教育』をテーマにnelle*hirbel(通称ねるひる)を中心に学びクリエーターチームで情報を発信しています。 YouTubeチャンネルでは、音楽×英語の動画コンテンツと英語レッスンを生配信しています。
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