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役立ててください〜国立成育医療研究センター〜

学校の先生や保護者の方々、子どもたちに役に立つ資料を探していたら「国立成育医療研究センター」にヒットしました。その中の、「新型コロナウィルスと子どものストレスについて」というページがとても充実しています。https://www.ncchd.go.jp/news/2020/20200410.html

2021年2〜3月まで5回のアンケート調査を行い、子どもたちの心のありようについて報告をしてくれています。その中で一番気になったのが第5回調査(2021年2〜3月)で「自分の体や、家族を暴力で傷つけてしまう」と17%(約5人に1人)の子どもたちが答えており、これまでで一番多い数字になっているということです。

コロナ禍の中「不安」になることは当然なことです。しかし、その「不安」を「自分の体や家族を暴力で傷つけてしまう」という解決策は、回避したいですね。そのための方法について、アンケートの中で子どもたち自身が、考えてくれています。「食べる・料理をする」「話を聞いてもらう・書き出す」「遊ぶ・運動する」「好きなこと(絵を描く・音楽を聴く・ゲームをする・漫画を読む・読書など)」「寝る・布団にくるまる」「リラックスする」「モノに当たる」「声をだす」「泣く」「笑う」「それを受け入れるようにする」などなど。

そして約50%の子どもたちが「大人に話しかけにくくなった」と答えています。マスク越しでは話しかけて良いタイミングをはかれないし、声も大きくしないと届かないし、相手の声も聞こえにくい、ですよね。

周りの大人として出来ることは、子どもたちの気持ちを受け入れ、話を聞いてあげたり、一緒に楽しいことをしたり、とわかっていますが、それをやろうとすると、子どもから「別に・・・大丈夫・・・」という言葉が返ってきたりして、諦めてしまうこともありますよね。

諦めるという漢字の元々の意味は「つまびらかにする・明らかにする」・・・漢字ってすごいですね。あきらかにするためにはあきらめることも必要なんですね。でもこの「あきらめる」は「やめてしまう」ことではありません。「あきずにやり続け」てこそ「あきらかになる」のですね。

お節介かもしれないけれど声をかける、遊ぼうよ、という。今大人にはそういう態度が求められているのだと感じます。「お節介」という言葉は「節度を持って、助ける・なかだちをする」と分解できます。

子どもが乱暴になった時に受け止めることは難しいことですが、ちかくにいる大人が受け入れてあげると子どもはとても助かり、自分を傷つける必要がなくなります。

大人も不安で一杯のコロナ禍、新学期が始まり、あるいは始まろうとしている中で、子ども若者への感染が問題になっています。高校生の30%が中等度以上のうつ症状(第4回昨年11〜12月・第5回)とのアンケート結果も見逃すことはできません。

先の見えない、すぐに解決しない問題を、じっくり耐えて熟慮する姿勢=ネガティヴ・ケイパビリティ を持って、「今」を楽しむ工夫を大人からしていきたい、だからこそひとりで頑張らないで、いろいろな助けを求めたいものです。

国立成育医療研究センターのHPはその助けになる、と感じました。

 

2021・8・24(火) 外から子どもたちの遊ぶ声が聞こえてきます。楽しそうです。子どもたちの元気な姿に、こちらが大いに元気をもらいます😊。遊べや遊べ!今日は月齢15・8、満月が少し欠け始めていますが、美しい月が見えるといいですね。

 

ABOUT ME
たつこ
たつこ
今でも手元にある「長くつ下のピッピ」「やかまし村のこどもたち」が読書体験の原点。「ギャ〜!」と叫ぶほかない失敗をたび重ねて今に至ります。心理し(士・師〜〜この二つの「し」の違いは何だろう?)です(臨床心理士・公認心理師)。喜びも多かった教員経験の中、一方で、えも言えぬ息苦しさも感じ、心理しの資格をとって、今は相談活動を行なっています。

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